オフィスのごみ箱と分別|置き場所・数・分別ステーションのつくり方
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オフィスのごみ箱は小さな備品ですが、置き方次第で分別のしやすさや清掃の手間、オフィスの見た目が変わります。
この記事では、オフィスのごみの分別を進めるためのごみ箱の置き方を解説します。
後半では、分別ルールを決める手順、ステーションの設置場所と数の考え方、ごみの量を減らす工夫、清掃業者や回収業者との調整、よくある失敗例まで、オフィスのごみ分別を定着させるための実務のポイントを解説します。
個人の席のごみ箱をなくし、分別ステーション(共用のごみ箱)を動線上にまとめて置くと、分別が徹底しやすく、清掃の手間も減ります。目安は20〜30人に1か所程度。種類ごとに色やイラストで表示し、迷わず捨てられるようにするのがポイントです。

分別ステーションのつくり方
- 種類:可燃・プラスチック・缶・びん・ペットボトル・紙(リサイクル)など、自治体やビルのルールに合わせる
- 場所:複合機の近く、給湯室、出入口など、動線上の目に入る場所
- 数:20〜30人に1か所程度。フロアの広さに応じて
- 表示:色・文字・イラストで、何を入れるかを明確に
機密書類の扱い
個人情報や社外秘の書類は、通常のごみと分けて処理します。シュレッダーで細断する方法のほか、鍵付きの回収ボックスに入れて、専門業者がまとめて溶解処理する方法もあります。回収ボックスは複合機の近くに置くと、出力したその場で処理できて便利です。


個人のごみ箱をなくすメリット
- 分別が徹底できる
- 清掃の手間(各席の回収)が減る
- デスクまわりがすっきりし、フリーアドレスとも相性がよい
- 歩く機会が増え、気分転換にもなる
個人のごみ箱をなくす場合は、ティッシュなど細かいごみを捨てる場所が遠くなりすぎないよう、ステーションの数と位置を調整しましょう。
分別ルールを決める手順
- ビルや自治体の分別ルールを確認する(オフィスのごみは事業系ごみとして扱われるのが一般的)
- 回収業者や清掃業者が対応できる分別区分を確認する
- 社内で出るごみの種類と量を把握する(どの区分が多いか)
- 分別区分と、迷いやすいごみの分け方を一覧にする
- ステーションの表示をつくり、社内に周知する
- 運用開始後に分別の状況を確認し、ルールを見直す
分別区分を細かくしすぎると、迷う人が増えて分別の精度が下がります。ビルや回収業者のルールを満たす範囲で、できるだけシンプルな区分にするのがコツです。
ステーションの設置場所と数の考え方
分別ステーションは、遠すぎると使われず、近すぎるとごみ箱が増えて管理が大変になります。席からの移動距離と、ごみが出る場所の両方を考えて配置します。
- 給湯室やカフェスペースなど、飲食に関わるごみが出る場所の近くに置く
- 複合機の近くには、紙ごみや機密書類の回収箱を置く
- 執務エリアでは、席からの距離がおおむね均等になるよう分散させる
- 来客が使うエリアには、目立ちすぎないデザインのものを置く
ステーションの周辺は、においや汚れが発生しやすいため、壁や床の汚れ対策と、清掃しやすい配置を意識しましょう。
ごみの量そのものを減らす工夫
- マイボトル・マイカップの利用を推奨し、紙コップやペットボトルを減らす
- 印刷の設定を両面・集約印刷を基本にし、不要な印刷を減らす
- 会議資料は画面共有を基本にする
- 備品の購入時に、簡易包装やまとめての納品を依頼する
- ペットボトルはキャップとラベルを外すルールにし、資源として回収しやすくする
ごみの量が減れば、回収頻度や処理の費用を見直せることがあります。定期的に量を記録しておくと、取り組みの効果を社内で共有しやすくなります。
清掃業者・回収業者との調整
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 回収の範囲 | 誰がステーションからごみを回収し、どこまで運ぶか |
| 回収の頻度 | 曜日や時間帯、繁忙期の対応 |
| 分別の区分 | 回収業者が受け入れられる区分と、出し方のルール |
| 機密書類 | 回収・処理の方法と、処理完了の証明の有無 |
| 粗大ごみ・特殊なごみ | 家具や電化製品、電池などの処理方法 |
ビルによっては、ごみの集積場所や出し方がビル全体で決められている場合があります。入居時にビル管理会社からルールの説明を受けておきましょう。
よくある失敗例と対策
- 分別がすぐに乱れる:表示がわかりにくい。写真やイラストで「何を入れるか」を具体的に示す
- ごみ箱があふれる:回収頻度とごみの量が合っていない。容量と回収頻度を見直す
- 機密書類が一般ごみに混ざっていた:機密書類の回収箱をごみ箱から離れた、わかりやすい場所に置く
- においが気になる:生ごみや飲み残しの出し方のルールを決め、ふた付きの容器を使う
分別を定着させる社内への伝え方
分別ルールは、つくっただけでは定着しません。社員一人ひとりが「なぜ分けるのか」を理解し、迷わず捨てられる状態をつくることが大切です。
- ルールの開始時に、目的と分け方を短くまとめた案内を全社に配信する
- 迷いやすいごみ(紙コップ、弁当容器、クリアファイルなど)を例に挙げて説明する
- 新入社員や中途入社の方への説明を、入社時の案内に組み込む
- 分別の状況を定期的に確認し、乱れていれば表示や配置を見直す
表示は文字だけでなく、実物の写真を使うと一目でわかり、分別の精度が上がります。
よくある質問
Q. 個人のごみ箱をなくすと不満は出ませんか?
導入直後は不便に感じる人もいますが、ステーションまでの距離を短くし、目的を丁寧に説明することで定着しやすくなります。試験期間を設けて意見を聞くのもよい方法です。
Q. オフィスのごみを家庭ごみとして出してもよいですか?
一般的に、事業活動に伴うごみは事業系ごみとして、事業者の責任で処理する必要があります。出し方は自治体によって異なるため、ビル管理会社や自治体に確認してください。
Q. 分別ステーションはどのようなデザインを選べばよいですか?
投入口の形や色で区分がわかるもの、表示を差し替えられるものがおすすめです。オフィスの内装になじむ色や素材を選ぶと、見た目も整います。
この記事の数値や内容は一般的な目安です。建物の条件や働き方、法令・ビルの規定によって最適な答えは変わります。


