ロビーチェア・ベンチの選び方

ロビーチェア・ベンチの選び方|待合スペースの家具と配置のポイント

受付の待合スペースや廊下、ショールームなどでは、ロビーチェアやベンチがよく使われます。不特定多数の人が座るため、耐久性と清掃性が大切です。

この記事では、ロビーチェア・ベンチの選び方を解説します。

ロビーチェアは「数分だけ座る家具」と思われがちですが、実際には来客の待ち時間、社員の短い休憩、イベント時の補助席など、使われ方はさまざまです。使われ方を想定して選ぶことで、同じ予算でも満足度は大きく変わります。

結論

待合スペースには、立ち座りしやすい座面の高さ(420mm前後)で、汚れを拭き取りやすい張地のロビーチェアが向いています。連結タイプなら人数に合わせて席数を調整でき、肘付きを混ぜると高齢の方も立ち上がりやすくなります。

窓際に複数のソファを配置したラウンジ
窓際に複数のソファを配置したラウンジ

種類と特徴

種類 特徴
連結型ロビーチェア 座席を横につないで並べる。席数の調整がしやすい
ベンチ(背もたれなし) 場所を取らず、どの向きからも座れる
ソファタイプ くつろげるが、場所を取る
屋外用ベンチ 雨や日差しに強い素材

選ぶときのポイント

  • 座面の高さ:立ち座りしやすい400〜450mm程度
  • 肘掛け:高齢の方や体の不自由な方の立ち座りを助ける
  • 張地:ビニールレザーなど、汚れを拭き取りやすく耐久性の高い素材
  • テーブル付き:荷物や書類を置ける
  • 床への固定:大勢が使う場所では、ずれや転倒を防ぐ
受付の近くの待合スペース
受付の近くの待合スペース
カウンター席は、待ち時間の短い場所に向く
カウンター席は、待ち時間の短い場所に向く

配置の考え方

  • 受付や窓口から見える位置に置く
  • 通路をふさがないよう、壁際やくぼみを活用
  • 向かい合わせにしない配置で、知らない人同士の気まずさを減らす
  • 車いすやベビーカーの置き場所を残しておく

待合スペースの席数はどう決める?

待合の席数は、「同時に待つ人の最大数」から考えます。来客の予定が重なりやすい時間帯(朝一番や昼休み明けなど)に、何組が同時に受付に来るかを想定し、1組あたり2席程度で計算するのが目安です。

来客の状況 席数の目安
来客が1日数組程度 2〜4席
来客が多く、時間帯が重なりやすい 6〜8席
説明会・面接など大人数が来る日がある 普段は6席程度+折りたたみ椅子などで補う
ここがポイント

席を多くしすぎると、エントランスが狭く見え、通路もふさがりがちです。常設の席は普段の最大数にとどめ、イベント時は収納できる椅子で補うのが効率的です。

素材別のお手入れと耐久性

素材 お手入れ 注意点
ビニールレザー 固く絞った布で拭く。汚れは薄めた中性洗剤で アルコールや溶剤で表面が傷むことがある
布張り 掃除機やブラシでほこりを取る 飲み物のシミは早めに吸い取る
樹脂成形 水拭きできる 傷が目立ちやすい色もある
木部 乾いた布で拭く 水分を残さない

不特定多数が座るロビーでは、張地の表面が早くすり減ることがあります。座面だけ張り替えられるタイプや、座面のカバーを交換できる製品を選ぶと、長く使えます。

床への固定と安全性

  • 大勢が利用する場所や、混雑時に椅子が動くと危険な場所では、床に固定するタイプを検討する
  • 固定しない場合も、脚の先に滑り止めのグライドを付ける
  • 連結型は、脚同士をつなぐことで転倒しにくくなる
  • 子どもや高齢の方の利用が多い場所では、角の丸い製品を選ぶ

避難経路の近くに置く場合は、地震や混雑でずれて通路をふさがないよう、固定や配置に注意しましょう。

ロビーの印象を高める工夫

  • 張地の色をコーポレートカラーに合わせる
  • ベンチの近くに観葉植物やサイドテーブルを置き、くつろげる雰囲気に
  • 照明を少し暖かい色にすると、待ち時間の緊張がやわらぐ
  • 会社紹介のパンフレットやサイネージを置き、待ち時間を情報提供の時間にする

よくある質問

Q. ロビーチェアとソファはどちらがよいですか?

待ち時間が短く、人の入れ替わりが多い場所はロビーチェア、ゆったりくつろいでもらいたい場所はソファが向いています。両方を組み合わせる例もあります。

Q. 屋外にもベンチを置けますか?

屋外用のベンチは、雨や紫外線に強い素材で作られています。屋内用を屋外に置くと劣化が早いので、用途に合ったものを選びましょう。

この記事の数値や内容は一般的な目安です。建物の条件や働き方、法令・ビルの規定によって最適な答えは変わります。

オフィスづくりのことなら、家具・内装・設備までまとめてご相談いただけます。

空間づくりを相談する法人見積を依頼する
ブログに戻る